「日本を滅ぼすのか?人権擁護法案!大討論」
主催:日本文化チャネル桜
東京・九段会館で行われた「日本を滅ぼすのか?人権擁護法案!大討論」というシンポジウムに参加した。
200名ほどの参加者を集め、以下の方々が熱の入った討論を展開した。
城内実、すぎやまこういち、戸井田徹、西田昌司、平田文昭、本間政憲、三輪和雄、西村眞悟、馬渡龍治
前半はコントの形式で人権擁護法案が通ったらどんな事態になるかが説明された。
こういった政治的なシンポジウムへ参加する際の敷居は決して低くないが、それを下げる工夫としてはとても良かったのではないか。
説明も大変わかりやすかった。
法案の骨子は、人権侵害に遭った人を救済するもの。
・人権委員の権限が大きく、人権侵害と認められる(疑われる)場合は、被疑者の呼び出し、資料の押収などを行うことでき、それに従わない場合は30万円の過料を課すことができる。
・人権委員は市区町村長の承認を経てなることができる
・人権侵害は被害者の視点で捉えられる
など。
(詳細は人権擁護法案で検索してみてください)
大きな落とし穴がたくさんある。
人権委員の権限が非常に強いこと。
裁判所の令状などを必要とせずに、家宅捜索のようなことができる。
被害者の視点が重視され、被疑者側の主張が受け入れられにくい。
被害者側への訴訟支援が行われるのに対して、もし冤罪だった場合でも、疑者側を救済する規定がない。
脅迫や集団による威圧によって、不適切な資質の人が人権委員になる可能性がある。
自己中心的な人が自分の要求が受け入れられないからと言って人権侵害だと訴え、万が一、不適切な資質の人権委員がその訴えを受け付けてしまえば、罪のない良識人が断罪される可能性もあり、その恐怖から、自由な発言や行動を萎縮させてしまう可能性もある。
次のような事態を用意に想像できる。
人権侵害があったと言われ、資料としてパソコンや携帯電話を押収される。
パソコンや携帯電話には、膨大な個人情報が入っているのが普通。
そういったものを抜き取られて悪用されるケースが想定できる。
穏便に話を済ませてやるから金を払えと脅される。
人権侵害を盾に恐喝をするパターン。
さらに、人権侵害をしたと噂されるだけで、名誉が傷つけられ、自営業者などであれば営業に悪影響がある。
現行法では、人権侵害の疑いがありさえすれば、自衛隊の中にすら押し掛けて資料を押収できてしまうのである。
良識ある人々の自由が脅かされるのみならず、国家の安全保障すら危うくする可能性もある。
この法案、自民党の一部の議員が強行に通そうとしている。
それに反対する議員が、今回の討論に参加した、城内実(元)、戸井田徹、西田昌司、平田文昭、西村眞悟、馬渡龍治らである。
この法案に、外国人の地方参政権を認める法案がセットになると恐ろしい未来が待ち受けている。
少子化などによって日本の人口が減少することから、50年間で1000万人の移民を受け入れる政策を議論している議員もいるらしいが、日本人として日本のために生きる気もない多くの外国人が、政治に参加する権利を得て、文化的な衝突や思想の違いを差別だとして人権侵害であると訴えを起こす。
先日の長野で行われた聖火リレーに大挙して押し掛けた中国人が、今の何倍、何十倍にも膨らんで、差別だ、人権侵害だと騒ぎ出す。
そういうことをイメージしてみると、この法案の恐ろしさをイメージできると思う。
人権擁護法案が採択されるようなことになったら、間違いなくこの国は日本ではなくなる。
だから、絶対にこの法案が提出、採択されることは阻止しなければならない。
この人権擁護法案。
メディアはあまり報道しない。
ガソリン税関連の法案などよりも、遥かに重要な法案だというのにである。
この部分も我々は注視するべきである。
この法案を阻止するために、我々にできることは何か。
いろいろあると思う。
法案に反対する議員を応援する
法案を推進する議員を糾弾する
周囲にこの法案の怖さを知らせる
危機感を感じた方は、すぐにでも行動を起こしていただきたい。
今回のシンポジウムは、実際に人権擁護法案に反対を表明して戦っている議員や専門家の話を聴く事ができて非常に有意義だった。
機会があれば、こういった場に足を運んでみることをお薦めしたい。
余談になるが、今回の法案では、多くの人権委員を増やすことになっているが、法務省役人の天下り先になるらしい。
国民の利益を顧みず、我が利益のみを追求する役人の病気(狂気)。
治らないものか。
また、普段から人権を声高に主張する日弁連、東京弁護士会、自民党の推進派たち。
チベット問題にはノーコメントらしい。
開いた口が塞がらないとはこの事ではないか。